こんにちは。就労移行支援事業所Re:cafeです。
日常生活で満足感がどのように変化していくか、考えたことはありますか。
今回のブログでは、限界効用について考えてみようと思います。
限界効用とはある財やサービスを1単位追加して消費することによって得られる効用の増加分のことで、初めの一杯は高い満足感がありますが、2杯目、3杯目になるにつれて、満足感が徐々に小さくなっていくものです。この追加の一杯から得られる効用のことを限界効用と言います。
このように追加消費分から得られる効用は次第に小さくなり、逓減していく傾向があります。
消費者は限られた予算の中で、自身の効用を最大化するように財やサービスを選択すると考えこのときに限界効用は重要な役割を果たしています。
合理的な消費者はある財の限界効用がその財の価格よりも高い限り、その財の消費を増やすというインセンティブを持つと言えます。
需要曲線から見ていくと、ある財の価格が高いときにはその財の限界効用が価格に見合う場合にのみ少量しか購入しませんが、価格が下がるにつれて、多くの量を消費しても限界効用が価格を上回るので購入量を増やすこととなります。
また消費者は各財の限界効用をその価格で割った値が等しくなるように消費量を調整することで、限られた予算内で最大の効用を得ようとします。
これは限界効用均等の法則で、ある財の限界効用の財よりも価格に対して高い場合、その財の消費を増やし、限界効用を低下させることで均衡点に達することになります。
※写真はイメージです。

政府が特定の財に税金を課し、補助金を出す政策はその財の相対価格を変化させ、消費者の限界効用に影響を与えます。
古典的経済学の水とダイヤモンドのパラドックスも、限界効用で説明でき、水は生命維持に不可欠であり、水の総効用は非常に大きいのですが、通常豊富に存在するあるため、限界効用は低いと考えます。ダイヤモンドは必須ではないのですが希少性が高いので限界効用が高いこととなります。
限界効用均等の原則において、消費者は限られた予算の中で効用を最大化しようとしますが、各財の限界効用をその価格で割った値が等しくなるように消費量を配分するのが最適であるという法則です。
他の例ではスマートフォンで最初の数回ガチャを引くときは期待感から満足感が高いかもしれませんが、何度も課金して同じような結果ばかり出ると、追加の課金から得られる満足感は下がっていきます。
食べ放題のレストランにおいても、お腹がいっぱいになるにつれて、追加の一皿から得られる満足感は減少することになります。限界効用が価格を下回ると、それ以上食べることは合理的な選択ではなくなってしまいます。
消費するにつれて満足感が変わっていくのは興味深いですね。ずいぶんと前から、経済学で分析されていたことには感心させられます。
