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脳の仕組み

こんにちは。就労移行支援事業所Re:cafeです。

脳の仕組みについて考えたことはありますか?

今回のブログでは、ウェルニッケ中枢とブローカー中枢について考えてみようと思います。

ウェルニッケ中枢は脳の言語中枢であり、聞いた言葉を理解する働きを担い、ドイツの心理学者、カール・ウェルニッケによって発見されました。

場所は脳の側頭葉後部の周囲に聴覚野、視覚野等、他の感覚領域が集まる領域にあります。

これらの情報と連携することで言葉の意味を理解し、思考を結びつけています。

機能は話しかけられた言葉の意味を理解する、言葉のつながりから文脈を理解する、文脈を把握することが挙げられます。
また、過去の経験や知識と結び付けて、言葉の意味を深める記憶との連携があります。

損傷した場合、話すことは出来るが内容が支離滅裂で意味不明、適切な単語が出ずに別の単語で置き換えてしまう、話しかけられた言葉の意味が理解できないなどのウェルニッケ失語症の症状が現れることがあります。

考えられる原因
脳の血管の詰まり、破れにより損傷する脳卒中。
脳に腫瘍が出来て圧迫、破壊する。
頭部の強い衝撃によって損傷する。
アルツハイマー、ピック病など神経細胞が徐々に編成する病気によって機能低下する。

ウェルニッケ失語症による影響は、会話に参加することが難しく、人間関係に影響が出てしまいます。

ブローカー中枢

脳の原語中枢の一つで、主に言葉を発する働きを担っており、フランスの神経科医、ポール・ブローカによって発見されました。

場所は脳の左前頭葉の下部に位置しており、運動野に近いところにあり、言葉を発する際に必要な口、舌、喉などの筋肉を動かす指令を出しています。

ブローカー中枢は考えを言葉に変えて口から出す言葉の発声、言葉の順番や構造を組み立てる文法の処理、滑らかに言葉を話すために発音を調整する機能を担っています。

・症状としてはブローカー中枢の損傷により話すことが難しく、言葉が途切れ、一語一句ゆっくり発生する発話の困難性、文法的な間違いが多くなる。
・本を読むことやテレビを見ることが難しく情報を得ることが困難になる。
・自分が言いたいことをうまく言えないことに強いストレスを感じる。

※写真はイメージです。

治療法
言語療法士による訓練を通じて、コミュニケーション能力の回復を目指す言語療法。
脳の血流改善薬や神経保護薬などを使用する薬物療法。
必要に応じて精神科医や作業療法士などと連携して治療を行う。

言語療法
様々な音声を聞き分け、言葉の意味を理解する聴覚訓練。
文章を読み、内容を理解する読解療法。
自分の考えや気持ちを言葉で表現する表現訓練。

薬物療法
脳細胞の損傷を抑制し、神経機能の回復を促す。
脳への血流を改善し、脳機能の活性化を促す。
抗うつ薬、抗不安薬など、症状に合わせた薬剤を使用する。

補償法
ジェスチャーや絵など、非言語的な手段を用いてコミュニケーションをとる方法を学ぶ。
補聴器や音声認識ソフトなど、補助機器を活用する。

目標としては、治療を行うことにより、聴覚、視覚、触覚など様々な感覚を通じて、言葉の意味が理解できるようになること。
自分の考えや気持ちを言葉で正確に伝えることが出来るようになること。
日常生活において円滑にコミュニケーションが取れるようになること。

対応としては脳梗塞などの急性期から治療を開始するなど、早期の治療、薬物療法だけではなく、言語療法や補償法を組み合わせること、患者さんの意欲、家族の協力も必要になってきます。

治療期間は状態や損傷の程度によって異なりますが、長期的なリハビリテーションが必要となります。その都度、患者さんに適した治療を行うことが大切です。

その時になって慌てるのではなく、事前に十分な知識を身に着け、日ごろから心がけることが大切ですね。

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