こんにちは。就労移行支援事業所Re:cafeです。
ゲーム理論が企業においてどのように活用されているのでしょうか。
今回のブログでは、パレート最適、チキンレースについて考えてみようと思います。
パレート最適とはゲーム理論において資源配分や状態の概念のことで、ある状態から誰かの状態を悪化させることなく、少なくとも誰か一人の状態を改善することが出来ない状態をいいます。
パレート最適は資源が最も効率的に利用されている状態で、誰かの状態を改善するためには、必ず他の誰かの状態を悪化させなければなりません。また、各プレイヤーの状態は、それぞれの主観的な評価によって決まります。
※写真はイメージです。

例えばケーキの分割では3人全員が自分の取り分が一番多いと感じている時が、パレート最適です。それは誰かの取り分を増やすためには、他の誰かの取り分を減らさなければならないからです。
パレート最適とナッシュ均衡の関係を考えると囚人のジレンマでは、2人とも自白するという状態がナッシュ均衡ですが、これはパレート最適の状態ではありません。
チキンレースとはゲーム理論において2人のプレイヤーが互いに行き詰まるままで、何かを続ける状況を表します。
例は2台の車が互いに向かって走行し、どちらかが先にハンドルを切るか否かで勝敗が決まるというゲームです。どちらもハンドルを切らなければ衝突して両社とも大けがをします。どちらか一方が先にハンドルを切れば、衝突は避けられますが、臆病者として負け犬扱いされてしまいます。
双方とも最後までハンドルを切らなければ、勇気ある勝者として扱われますが、衝突の危険性があります。
ポイントは相手がどのタイミングでハンドルを切るかを予測すること、ハンドルを切るタイミングが早すぎると負けになり、遅すぎると衝突の危険性がありますので、相手にプレッシャーをかけ、先にハンドルを切らせるための心理戦が繰り広げられることになります。
チキンレースからは国家間の外交交渉において、互いに強硬な姿勢を取り続けると最終的に、破滅的の状況を招く可能性があること、企業間の価格競争やシェア争いにおいて、互いに譲歩しないと、共倒れになる可能性があります。
また、友人や恋人との喧嘩において。互いに意地を張り続けると関係が悪化する恐れもあります。
それぞれリスクとリターン、心理戦が重要なゲームであり、現実世界でも様々な場面でチキンレースのような状況に遭遇することもありますので、考え方を理解しておくことで、より有利な選択が出来るようになるのではないでしょうか。
