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論理的思考力と水平的思考力

こんにちは。就労移行支援事業所Re:cafeです。

どのような思考法使えば日常生活、社会生活に役立てられるのか気になりますよね?

今回のブログでは、思考方法の特徴、活用について考えてみます。

論理的思考力は物事を体系的に理解し、道筋を立てて考える方法です。

必要な情報を集めて整理する情報収集力、情報から本質的な問題点を抽出する分析力、分析結果から正しい結論を導き出す判断力、結論を論理的に説明する論理力が必要となり、問題解決、意思決定、コミュニケーション等の場面で役立ちます。

論理的思考力のメリットは、なぜそうなったのかを解明して解決出来る、複雑な内容を分かりやすく説明出来る。問題解決力、文章作成能力、プレゼンテーション力、企画立案のスピード、情報の取捨選択能力、コミュニケーション能力の向上があります。

鍛える方法は日常生活で問題解決に取り組む、ニュース、記事、論文など論理的に構成された文章を読む、ロジックゲームやクイズなどの練習問題に取り組む、他人の意見を積極的に聞き、自分の思考法を客観的に評価する等があります。

論理的思考力の手法には帰納法と演繹法があります。

・帰納法
個別的事例から一般的・不変的な法則や規則性を見出そうとする論理的推論の方法で、結論が必ず真とは限りません。

複数の事例を収集、収集した事例から共通点を探す、共通点から一般的な法則や規則性を導き出すという手順で行います。

これまでの経験から一般的な法則や規則性を導き出す、大量のデータから、一般的な傾向やパターンを導き出す、実験や観測の結果から、一般的な法則や原理を導き出す時に活用されています。

結論が必ず真ではないという弱点を補うためには、収集する事例を十分に吟味する、共通点の探り方に偏りがないかを確認する、他の方法で検証する等が必要です。

・演繹法
一般的な法則や規則性から個別的事例を導き出す方法で、結論は必ず真となります。

一般的な法則や規則性(大前提)を決め、個別的事例(小前提)を示す、大前提と小前提から結論を導き出すという手順で行います。

活用例は法廷での証拠に基づく判決、科学的な実験結果に基づく理論の構築、ビジネスにおける戦略や計画の作成があります。

しかし、大前提が正しいかどうか、小前提が大前提に当てはまるかどうかを検証しなければなりません。

※写真はイメージです。

一方、水平的思考力は物事を固定観念にとらわれずに多角的に考え、新しい発想を生み出す力で、問題に対して異なる視点から考える方法です。

既成観念にとらわれずに新しい視点から考える、直感的な発想力を大切にする、ユーモアを取り入れて問題解決を促進する、視点を変えて新たな解決策を見つけ出す、異なる事柄を結び付ける点が特徴です。

活用例としては、新しいアイデアを生み出す連想力、既存の枠組みにとらわれずに新しいものを生み出す創造力があり、問題解決、創造性、発想力などで役立ちます。

新しいアイデアを生み出し問題解決の方法を思いつく、自分の考えを分かりやすく説明してコミュニケーションを高める、説得力が向上する効果があります。

絵画、音楽、新しい作品を創作する等創造的な活動をする、思考法に関する書籍を読む事で鍛えられます。

水平的思考力は視点を変える力、連想力、創造力といった能力で、新しいアイデアを生み出す事に向いており、論理的思考力は情報収集力、分析力、判断力、論理力という能力で正しい結論を導き出す事に向いています。

どちらの思考法も重要ですので、それぞれの思考法を組み合わせる事により、効果的な結果を得られると良いですね。

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