こんにちは。就労移行支援事業所Re:cafeです。
日常生活を送る上で海外から輸入される商品をよく利用しているかと思いますが、どのくらいの関税がかかっているのか気にしたことはありますか?
今回のブログでは、関税の仕組みについて考えてみようと思います。
関税とは国境を越えて輸出入される物品に対して課される税金のことで、輸入品に課される輸入関税を指すことが多くなっております。
関税の目的としては外国からの安価な輸入品に対して関税を課すことで、国内の産業が価格競争で不利にならないように保護、国の収入源、貿易上の不均衡を是正することも挙げられます。
関税の種類のうち、国定税率とは日本の法律(関税定率法、関税暫定措置法)に基づき定められています。
・基本税率は関税の基本となる税率で、原則としてすべての輸入品に適用されます。
・暫定税率は基本税率を一時的に変更して適用されます。
・特恵税率は開発途上国からの輸入品に対して、通常の税率よりも低い税率または無税が適用されます。
協定税率は日本が加盟するWTO(世界貿易機関)の協定や、EPA(経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)などの条約に基づいて定められる税率で、基本税率よりも低い場合があります。
関税率は国際的な分類であるHSコードに基づいて、それぞれ異なる税率が設定されています。
貿易協定や経済連携協定などにより、輸入元の国によって異なる、また国内の関連産業を保護する必要がある場合、関税率が高めに設定、WTOなどの国際機関における交渉や、二国間の協議によって関税率が決定・変更されます。
関税は原則輸入者が支払うのですが、最終的には輸入した商品の価格に上乗せされる形で消費者が負担することになります。
※写真はイメージです。

関税が高い商品としては食料自給率の維持、国内農業保護の観点から米が高い関税となっています。その他は国内生産者保護のために乳製品、砂糖、牛肉・豚肉、季節性や国内生産との競合などを考慮して課されるものに果物などがあります。
その他は皮革・革製品、繊維製品・衣類、履物も同様の目的で高く設定されています。
具体的な関税率は菓子類が10%~30%、チーズは20%~40%、皮を使った履物は30%~4300円、毛皮のコートは20%など様々な税率が課されています。
また、お酒ではビール、ウイスキーは無税なのに対して、ワインは45円~182円/Lとなっているのも興味深いですね。
最も高いのはこんにゃくの1706%、米の場合、一定量は関税を免除して輸入するミニマムアクセス(MA)枠とその枠外で課税する仕組みとなっております。
枠外では1㎏当たり341円の関税となります。
現在、自由貿易の推進の流れの中で関税率が低めとなっていますが、過度な関税は貿易摩擦の発生、消費者の負担を増やすことにもつながりますので、慎重に運用する必要がありますね。
